転勤辞令が出るとまず一番最初に取り組むこと。
それは……『物件探し』
物件が決まらなければ、引っ越しの日程も業者も押さえられない!現在の住居の退去手続きも進められない!
でも、過去の我が家のように、転勤辞令が引越の2、3週間前なんていう過密スケジュールだと、たくさんの物件をゆっくり吟味している時間なんてありませんよね?
赴任先が現在の住まいと離れている場合、1日だけ現地に赴いて当日中にサクッと決めないといけないなんてことも…
今回は、元転妻の私が自分の体験を元に、『物件探しで失敗しないためのチェックポイント』を子持ち主婦の目線でお伝えします!
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子連れ転勤なら要チェックな5つのポイント
新しい赴任先での物件探し。
あなたの希望条件は何ですか?
- スーパーが近い
- 駅が近い
- 築年数が新しい
- 職場への通勤アクセスが良い
- 家賃が安い
- 治安が良い etc…
どれも大事なポイントだと思います。
でも、あなたが小さなお子さんをお持ちなら、他にもチェックしておいて欲しいポイントがたくさん!
ひとつひとつ解説していきますね!

部屋までの道のりに段差はないか
特に3歳以下のお子さんがいる場合、頻繁に使うことになるのがベビーカー。
でもそんなベビーカーの大敵が玄関前の段差!!
上階までの階段とまではいかなくても、マンションのエントランスや、居住部屋の玄関に入る前に4,5段の段差が設けられている物件って結構多いんです。
スーパーへ買い出しに行ってきた後なんて、いちいち段差の前で赤ちゃんをベビーカーから降ろし、(赤ちゃんをベビーカーに乗せたまま上げ下ろしするのは大変危険なのでご注意下さい)、大量の荷物を抱え、さらに折り畳んだベビーカーまで担いで部屋まで行かなくてはなりません。
子供が自分で動き回れる1歳ごろになると、ベビーカーを畳んでいる間に子供が逃走して危険だったり、ベビーカーでお散歩中にやっとスヤスヤ寝てくれた子供を、部屋に入るためにわざわざベビーカーから降ろして起こしてしまいギャン泣きなんてことも…
これが毎日のこととなると本当にストレス!
ベビーカーなしで歩いているときには、なんてことない段差なので、大人だけorベビーカーなしでの物件見学の際はついつい見落としてしまいがちなポイントですが、実際に入居してベビーカー生活が始まると、とても重要な項目です。
集合住宅なら掲示板チェックは必須
マンションや大き目のアパートの場合、エントランス付近に掲示板が設置されていることが多くあります。
そんなときは掲示板を穴のあくほどチェックしましょう!!
一般的にゴミの出し方や町内会の連絡、住居のメンテナンススケジュールなどが張り出されていることが多いですが、その他にも、地域の子供会の行事予定が載っていたり、支援センターのイベント案内なんかが掲載されていることも。
転勤族で見知らぬ土地で孤独に育児をするのはとっても辛い…
子供会や支援センターの活動が盛んだと、子連れが暮らしやすいエリアの可能性が高いのはもちろん、そこに通って新しいお友達も作りやすいのでとってもオススメ!
そして、掲示板には良い情報ばかりではなく、逆にクレームの情報が載っていることも…
管理会社からの「子供たちが騒ぐ声がうるさいと連絡がありましたのでご注意下さい」なんて張り紙があったら、騒音には厳しい方が住まわれている可能性も高いので要注意。
もちろん集合住宅に住む以上、子供がうるさくしすぎないように親が注意することは大前提ですが、小さい頃はなかなか思い通りにいかない場合も多く、毎日子供の騒音のことでピリピリするのは親子双方にとってかなりのストレスになります。
そして、これは子持ちでない場合もチェックしておいた方が良いことですが、「ゴミを出す時間帯、分別が守れていません!」や「廊下などの共用エリアに私物を置かないように!」
「夜間の騒音にご注意下さい!」などの張り紙が多すぎる場合は、マナーの悪い住人がいる可能性もあるので要チェックです。
駐輪場でファミリー層がわかる
掲示板と共にもう一点しっかりチェックしておいて欲しいのが駐輪場。
駐輪場をチェックすれば、どんなファミリー層が住んでいるのか一目瞭然。
チャイルドシートが付いたママチャリや、小さい子供用自転車が停まっていれば子連れファミリーが住んでいることが分かりますし、大人用自転車でも中学や高校の学校名が入ったシールが貼ってあれば自転車通学をするような大きなお子さんがいるファミリー層が多いということが分かります。
さらに、駐輪場の停め方には住人のマナーの善し悪しや管理会社の管理体制もはっきり出てきます…
綺麗に整頓されて停められている駐輪場なら安心ですが、他の人のことを考えずに無理やり詰め込んで停めているような駐輪場なら住人のモラルに心配がありますし、何年も放置されていそうな錆びだらけの自転車や、パンクした自転車がたくさん放置されているような駐輪場なら管理会社の管理がしっかり行き届いていない可能性が大。
居住中に何かトラブルがあった場合、管理会社がしっかり対応してくれるかどうかで、その後の状況は大きく変わってきます。
駐輪場の綺麗さは、住人のモラルと管理会社の体制が色濃く出てくるのでしっかりチェックしましょう。
キッチンの形状はどう?
お料理好きな奥様ならきっと重視するであろうキッチン。
収納スペースが多い、IHでお掃除がしやすい、シンクが広くて洗い物がしやすそう!アイランドキッチンなんてお洒落!
などなど、どれも毎日料理をする奥様にとっては重要なポイントですが、あなたが小さい子連れなら、他にもチェックしておいてほしいポイントが。
それはずばり、
キッチン入口に侵入防止ゲートがつけられるかどうか
キッチンは調理器具など危ないものがたくさん置いてあるのは勿論の事、熱湯をわかしたり、油はねがあったりと危険が盛りだくさん。
突然の地震が来て、グツグツ煮立っている鍋がひっくり返り、その近くに子供がいたら…なんて考えたらゾッとします。
なので子供が小さいうちはキッチンには入れないように侵入防止ゲートを設置しておくのが安心。
でも、キッチンの形状によっては侵入防止ゲートが設置できない場合も。
上記にあげたアイランドキッチンなんてゲートの設置のしようがないですよね。よく見かける、リビングの一角にキッチンがある間取りもゲートの設置が難しいです。
物件選びをする際は、キッチンの入口にゲートが設置できそうかどうかも是非確認してみて下さい。
浴室暖房は嬉しい設備
これは上記の『必須ポイント』とは違い、『クリアしていたら嬉しい』というポイントですが、暖房機能付きの浴室は特に赤ちゃん連れのファミリーにとっては嬉しい設備!
基本的に沐浴を卒業すると、親と一緒に浴槽でお風呂に入れることになり、親が体を洗っている間、赤ちゃんはバスチェアなどに座らせておくことになると思います。
夏の暑い時期なら心配はいりませんが、冬の寒い季節になると、横で待っている赤ちゃんが冷えてしまわないか心配!
そんなとき、浴室暖房機能が付いているお風呂だと、赤ちゃんの冷えを気にせず安心してゆっくり入れるので、子供が低年齢のうちはとても嬉しいポイントです。
まとめ
転勤が決まると、本当にやることが盛りだくさん!
子連れ転勤ならなおさらです。
とはいえ、『家』は転勤先での新生活の快適さを大きく左右する重要なポイント!
ここを失敗してしまうと、その後の生活が毎日ストレスフルになってしまう可能性も…
押さえるべきポイントはしっかりチェックして、快適に過ごせる物件を探しましょう。
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