子育て

【おすすめ育児書】SNSで大人気!現役保育士てぃ先生の『子育てで困ったら、これやってみ!』

子育てをしていると、ついつい言ってしまう「はやくして!」という言葉。

ことり

8歳(小2)と4歳(年少)を育児中の我が家でも、毎日何回言っているか分からないぐらい使っているフレーズですね……

親も子どももソワソワイライラさせる、「はやくして!」の一言。

このフレーズを使わなくて済むのなら、どんなに良いことか……

頭では分かっていても、家事や仕事に追われる毎日ではなかなか難しいですよね。

でも、もしかしたら、その「はやくして!」の回数はちょっとしたコツでグッと減らせるかもしれません!

今回は、SNSで大人気の現役保育士『てぃ先生』が、親子の毎日を楽しくスムーズにしてくれる子育てアドバイスをまとめた著書『子どもに伝わるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!』をご紹介します。

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2人目育児でも「知らなかった!」というアドバイスがたくさん載っていて、読んで良かったと思えた一冊です♪

こんな人におすすめ
  • 子どもに対して「はやくして」「ちょっと待って」が口癖になっている。
  • つい感情にまかせて子どもを怒ってしまう。
  • 子どもがなぜそんな行動をするのか分からない。
  • 育児がスムーズに進むウラ技を知りたい。
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著者について

著者:てぃ先生(てぃーせんせい)

関東の保育園に勤める男性保育士。

保育士として勤務するかたわら、その専門性を活かし、子育ての楽しさや子供への向き合い方などをメディアなどで発信。全国での講演は年間50回以上。

他園で保育内容へのアドバイスを行う「顧問保育士」など、保育士の活躍分野を広げる取組みにも積極的に参加している。

ちょっと笑えて、かわいらしい子供の日常についてのつぶやきが好評を博し、Twitterフォロワー数は50万人を超える。

著書は『ほぉ…、ここがちきゅうのほいくえんか。(ベストセラーズ)』ほか多数。近年はYouTubeに子育てのハウツー動画を投稿し、さらに多くの支持を集めている。

引用:子どもに伝わるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!

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Eテレの番組や、ワイドショー、バラエティ番組など、近年はテレビでも活躍されています。

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目次・あらすじ

この本の著者、てぃ先生は、自身も関東の保育園で働く現役の保育士。

当時、子育てに関する「育児」「親」「子ども」という話題が注目されるときは、必ずと言っていいほど、「虐待」「保育園不足」「お金がかかる」など、ネガティブなイメージがつきまとうことに心を痛めていたてぃ先生。

「子育てのいいところを伝えたい」という気持ちから、Twitterで保育中の子どもたちとの可愛くて楽しい日々のエピソードを投稿するようになりました。

ある日、ふとつぶやいた子育てアドバイスが、子育て中の親たちから大きな反響を得ることに。

そのことをきっかけに、「僕たち保育士が当たり前にしていることでも、一般のパパママは知らないことがたくさんあるんだな」と気づき、育児のハウツーもつぶやくようになりました。

この本は、そんなてぃ先生がTwitterでシェアしてきた保育のコツや、保育士として子どもたちと関わる中で効果が高かった方法を分かりやすくまとめた、子育ての困りごと解決法大全です。

目次

【第1章】おしたくで困ったら、これやってみ!

【第2章】お片付けで困ったら、これやってみ!

【第3章】お食事で困ったら、これやってみ!

【第4章】起こす・寝かすで困ったら、これやってみ!

【第5章】しつけで困ったら、これやってみ!

【第6章】遊び・お友だちで困ったら、これやってみ!

【第7章】伝え方で困ったら、これやってみ!

【第8章】叱り方・ほめ方で困ったら、これやってみ!

【第9章】子どもの心と体

【第10章】ママとパパに伝えたいこと

ことり

おしたく、食事、片付けなど、家の中での基本的な生活全般から、幼稚園や保育園でのお友達との関わり方まで、子育てをしていく中で、パパママが悩みがちなポイントをほぼ全て網羅している印象です。

この本で紹介されている、たくさんのコツやハウツーには共通していることがひとつあります。

それは、「子どもが自分から動いてくれるようにする」ということ。

子どもに何かやってほしいことがあったら、子どもが「おもしろい!」「やってみたい!」と思ってくれるような工夫をする。

大人が論理的に言って聞かせるのではなく、子どもたちの中にある興味や特性を上手く刺激して、自主的な行動をうながすという方法です。

さらに、第9章の『子どもの心と体』では、大人と子どもの視野角の違いなど、心理的な面だけではなく、ぜひ知っておきたい、こどもの体の発達に関する知識もまとめられています。

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学びポイント

ことり

この本で紹介されている子育てアドバイスの中から、わたし自身が特に真似してみたいと思ったもの、勉強になったと思ったポイントを3つ挙げてみました。

言葉と表情の一致

「言っていること」と「表情」を一致させる

大人は言葉と表情と態度が一致していないことがある。

たとえば「まだ遊びたい」という子どもに

「いいよ」と言いつつ、顔をしかめていたり、「ダメ」と言いつつ口元が笑っているなど。

これが続くと混乱につながり、いわゆる”顔色をうかがう子”になりやすい。逆にきちんと一致させると、子どもの行動力はぐんぐん成長するので、ぜひ!

引用元:子どもに伝わるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!(P.115)

これ、大人はよくやりがちですよね。

本音と建前というか、「言わずとも察して欲しい」と言う態度。

日本人は特にこの傾向が強いのかもしれません。

ことり

でも、子どもにとっては、とてもストレスを与える行為なんですね。

“顔色をうかがう子”にさせないために、子どもとコミュニケーションを取る際には気をつけたいポイントだと思いました。

怒るときこそスキンシップ

怒ってしまいそうになったときこそ、スキンシップ

子どもへの叱り方が劇的に変わる方法として

とくに効果を感じたのは「スキンシップしながら」だった。

ほめるときは当たり前のようになでるのに

叱るときはノータッチ。

言葉と行動は連動しやすい。

手や背中をなでながら叱ると、自然と優しい口調になるし、言い過ぎない。

なでながら怒るのは難しいから。

引用元:子どもに伝わるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!(P.131)

これは、とても簡単に実践できて効果が期待できるアドバイス!

注意したいことがあったら、頭や背中に軽く手を添えたり、膝に乗せた状態で話す。

ことり

確かに、ナデナデしながら大激怒!は難しいw

スキンシップがあることで、子どもにとっても「突き放されている」と感じることなく、落ち着いて注意が受けられる気がします。

「見えてない」だけかもしれない

「見てない」のではなく「見えていない」ことも想定しよう

子どもが人や物にぶつかったときに

「ちゃんと見なさい」といった言葉が投げかけられるけど、

じつは見ていないのではなく「見えていない」ことが多い。

6歳で視野は左右90度、上下70度。

(大人は左右150度、上下120度)

交通安全の「右見て、左見て」の首振りが大きいのは

大げさではなく、本当に見えないから。

とくに危ない場所では、大人が見本となって少しオーバーに

まわりを見るようにすると、子どもはそれを真似してくれる。

引用元:子どもに伝わるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!(P.163)

この、大人と子どもの視野の差にはびっくり!

6歳といえば、そろそろ小学校に入学して1人での行動も増えてくる頃。

その年齢でさえ、左右90度、上下70度しか見えていないというのは、小学生を持つ母として、驚きを通り越して怖くなりました。

ことり

大げさに見える「右見て、左見て」の確認作業は、とても大事なことだったんですね。

まとめ

この本を読んでいると、てぃ先生の「親子が楽しく毎日を過ごして欲しい」という思いがひしひしと伝わってきます。

小難しい育児理論などは一切なく、どのアドバイスも読みやすい簡潔な言葉でつづられています。

全ての項目が見開き半ページに収まるボリュームで、悩み毎にカテゴリー分けされているので、困ったときに辞典のようにサクッと調べられます。

ことり

最初から順番に読み進めなくてもOK!

子育て中に、お守り代わりのように傍に置いておきたい一冊です♪

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