仕事

【主婦の働き方】「パート」と「派遣社員」。おすすめはどっち?

専業主婦の再就職と言えば、1番身近に感じるのは「パート」という就業形態。

でも、「派遣社員」という選択肢も考えてみてはどうでしょう?

派遣社員と聞くと、20代のバリバリ働ける世代がメインというイメージですが、実はそうとも限りません。

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わたしも今回の就職活動で派遣会社を初めて利用してみて、主婦世代にとって魅力的なポイントがたくさんあることに気づきました。

この記事では、主婦世代の就活に派遣社員をおすすめする理由をお伝えします。

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派遣のメリット・デメリット

パートと派遣って何がちがうの?

簡単に説明すると、パート・アルバイトが雇用契約を結ぶのは就業先の企業。

一方、派遣社員が契約を結ぶのは就業先ではなく、登録した派遣会社。派遣会社に雇用されて、就業先に派遣されるというシステムです。

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つまり、パート・アルバイトは就業先との直接雇用なのに対して、派遣社員は間に派遣会社が入っているということですね。

そして、『派遣社員』という働き方には、間に派遣会社が入ってくれるからこそのメリットがたくさんあります。

時給が高い

派遣の最大のメリットと言えば「高い時給」です。

求人サイトに登録して見てもらえば分かりますが、同じような内容の仕事でも、パート・アルバイトの時給と比較して、派遣の時給は数百円高く設定されていることが多め。

同じ仕事内容なのに派遣の時給が高いのはどうして?

直接雇用で企業が新しい人材を探す場合、求人サイトなどに広告を打ち出さねばならず、コストも時間もかかります。

しかし、派遣会社を利用すれば、広告費をかけずに、求めるスキルを持った人材をすぐに調達できるので、企業はコストを省くことができ、その分高い時給を支払うことが可能になるのです。

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たかが数百円。されど数百円。

月給ではなく時給で働く場合、その数百円の差は大きな影響があります。

月に60時間働くとして、時給1,000円のパートなら収入は60,000円。時給1,300円の派遣社員なら78,000円。

18,000円も差があるー!!

この差は大きいですよね!

就業先との仲介役になってくれる

派遣会社に登録すると、就業前の職場訪問の段階から、担当のスタッフがつきます。

担当スタッフは、就業開始後も定期的に職場を訪問し、派遣社員と就業先企業の双方に問題が起きていないかどうか、フォローをしてくれます。

つまり、時給の交渉や、人間関係についての悩みなど、直接就業先の社員には言いにくい内容の話も、派遣会社のスタッフを通して伝えてもらうことができるので、1人で悶々と悩まなくても大丈夫。

その点、パート・アルバイトなどの直接雇用だと、交渉ごとも全て自分でやらなくてはいけないので、ストレスの原因となることも。

派遣だと担当さんにいろいろ相談できて心強いわ~

就業後のミスマッチを防ぐ

事務系の求人情報を見ていると、求められるPCスキルの欄で、「初級程度」という非常にざっくりした条件を見かけることはありませんか?

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「初級程度」と言われても、Excelに数字の入力ができればOKなのか、四則演算、関数まで必要とされているのか……

実際に就業が決まっていざ働き始めてから、自分が予想していたレベルよりも高度なものが必要だったと知ったら大慌てですよね。

でも、派遣なら、そういう細かな疑問も派遣会社のスタッフを通して、就業先へ応募前に確認することが出来るので、就業後の「こんなはずじゃ……」というミスマッチを防ぐことができます。

就業スタイルが選べる

派遣社員の就業スタイルはひとつだけではありません。

短期や紹介予定派遣など、自分の希望に合わせて複数のスタイルから選ぶこともできます。

「短期」は読んで字のごとく、1ヶ月だけ、3ヶ月だけという、短期間での契約で就業するパターン。

一方、少し聞き慣れない「紹介予定派遣」とはどういうものかと言うと

紹介予定派遣とは

派遣先の企業に、直接雇用されることを前提に派遣される働き方。

派遣期間中に、直接雇用の契約を結ぶかどうかを、派遣社員と企業それぞれが検討する。

双方の合意が得られた場合は、そのまま直接契約となり、正社員、契約社員となる。

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仕事内容や雰囲気など、その職場が自分に合っているかどうかを、実際に働きながら見極めることができるということですね。

一見、すぐに終わってしまってデメリットに見える短期派遣も、ブランクの長い主婦の再就職として考えるなら、「本当に働けるかどうかのお試し期間」として利用してみるのも手ではないでしょうか。

あなた自身はもちろんのこと、家族にとっても、今まで専業主婦として常に家にいてくれたお母さんが、働きに出るとなると、生活スタイルがガラッと変わり、特に小さなお子さんは不安に思うかもしれません。

「体力的、時間的に家事と両立できるのか」「働き始めた影響が子供にどうでるか」を見極めながら、本格的に働く前のお試し期間として期限付きで働いてみるのもアリだと思います。

1ヶ月、3ヶ月だけなら、お試し期間としてちょうど良いかも!

タイミングが合えば、子供たちの長期休みは外して、落ち着いて働きやすい学期中だけ短期でお仕事をする。

なんていう方法も可能かもしれません。

このように、複数の選択肢から自分に合った働き方を選べることも派遣のメリットです。

派遣には期限がある

様々なメリットがある派遣ですが、もちろんデメリットもあります。

それは、働ける期間が決まっているということ。

「労働者派遣法」という法律があり、派遣社員が同一の派遣先企業で勤務できる期間は、原則最長3年間と決められています。

3年経過した後も同じ企業で働きたい場合は、直接雇用契約を結ばなくてはいけません。

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あなたがどれだけその職場を気に入っていたとしても、直接雇用に切り替えてもらえなかった場合は、そこで契約終了となります。

なので、「一ヶ所に腰を据えて働きたい」「環境が変わるのはイヤだ」という場合は、気をつけておかないといけないポイントです。

逆に、「新しい環境に飛び込むのは苦じゃない」「いろいろな経験を積んでどんどんスキルアップしたい」「数年おきに夫の転勤があるので、期限が決まっているほうが気楽」という方にはメリットにもなり得ます。

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主婦の再就職に派遣の選択肢はアリ!

派遣のメリット・デメリットについて、主婦目線でご紹介してみました。

派遣の求人は多種多様!

がっつりフルタイムでのお仕事もあれば、時短や週に2,3回~という条件のものもあります。

また、新型コロナの影響からか、在宅勤務可能なお仕事も増えている印象でした。

『就業前からの手厚いフォロー』『選べる就業スタイル』など、意外とブランクありの専業主婦にも魅力的なポイントが多かったのではないでしょうか?

お仕事探しを始めてみたけれど、パートでなかなか良い求人が見つからない……

という場合は、ぜひ派遣社員も視野にいれて探してみてください。

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あなたの希望にしっかり合った、好条件なお仕事が見つかるかもしれません。