「やりたいことがあるのに、つい何かと理由をつけて先延ばしにしてしまう。」
だって、育児や家事で毎日忙しいし……
こんな状態が長く続くと、「私はなんて意思が弱いんだろう」と、つい自己嫌悪に陥ってしまい、自己肯定感も下がるばかり。
これって意思の強さや性格によるものなの?
いいえ! 意志の強さや性格の問題ではなく、脳の防衛本能の仕業なんです!
本書では、脳科学とアドラー心理学を組み合わせた独自の目標実現法を開発し、オリンピック選手、ベストセラー作家、経営者をサポートしてきた著者が、脳のクセを利用して、誰もがラクに動ける方法を紹介しています。
- なにか始めたい習慣がある
- いつもすぐ挫折してしまう
- 資格取得にチャレンジしたいと思っている
- 実現可能な目標の立て方を知りたい
著者について
著者:大平 信孝(おおひら のぶたか)
株式会社アンカリング・イノベーション代表取締役。メンタルコーチ。目標実現の専門家。中央大学卒業。長野県出身。
脳科学とアドラー心理学を組み合わせた、独自の目標実現法「行動イノベーション」を開発。その卓越したアプローチによって、これまで1万5000人以上の課題を解決してきたほか、オリンピック出場選手、トップモデル、ベストセラー作家、経営者など各界で活躍する人々の目標実現・行動革新サポートを実施。その功績が話題となり、各種メディアからの依頼が殺到。現在は法人向けにチームマネジメント・セルフマネジメントに関する研修、講演、エグゼクティブコーチングを提供。これまでサポートしてきた企業は、IT、通信教育、商社、医療、美容、小売など40以上の業種にわたる。
引用:やる気に頼らず「すぐやる人になる」37のコツ
【 newscast に掲載 】
— 大平信孝 @ 著書47万部 10冊目→20万部突破🎊「すぐやる人になる37のコツ」 かんき出版 (@pkp_coach_nobu) September 22, 2022
大変お世話になっているかんき出版さんに20万部突破を記事にしていただきました。
いつもありがとうございます!!
『やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ』が20万部を突破! https://t.co/Zjdz3vOptm #やる気に頼らずすぐやる人になる37のコツ#かんき出版 https://t.co/J2j3Z35PE1
「すぐに実践できるシンプルメソッド」が評判になり、日経新聞、日経ウーマン、プレジデントなど、多数のメディアから依頼を受けています。
目次・あらすじ
人間の脳には、生命維持のため、命に別状が無い限り、できるだけ変化をさけて現状維持をしようとする防衛本能が働いています。
つまり、あなたが動けないのは、能力や性格、意志の強さの問題では無く、この脳の防衛本能があなたの行動を抑制しているのが原因です。
「脳の防衛本能が原因」なんて言われたら、ますます「すぐやる人」になるのは難しそう!
脳の防衛本能を上手くかわして、「すぐやる人」になるためにはどうしたら良いのでしょう?
それは、「ドーパミン」を上手く利用すれば解決します!
ドーパミンは、脳の中の側坐核という部分が刺激されることで分泌される、行動力の源となるホルモン。
側坐核は、実際に体を動かして行動することで動き始めます。
側坐核のスイッチを入れるためのアクションは、「ほんの少しだけ」でもOK!
「すぐやる人」になるためには、「とっかかり」、つまり行動に初速をつけることが大事なのです。
目次
【第一章】先延ばしがなくなる!行動に「初速」をつける方法
【第二章】集中力が驚くほど続く!「行動ブレーキ」の外し方
【第三章】感情に左右されない!行動マインドのつくり方
【第四章】「忙しくて動けない」がなくなる!時間の使い方
【第五章】夢や目標に向かって一歩踏み出せる!行動思考の身につけ方
第一章では、すっかり定着してしまった「やりたいことを先延ばしにする習慣」を打破するために、はじめの一歩としてオススメな行動を6パターン紹介しています。
「試しに10秒だけ動いてみる」など、6つの方法はどれも簡単で、明日からすぐ実践できるものばかり!
第二章では、「行動ブレーキ」の外し方について。
「環境」「他人からのプレッシャー」「想定外のハプニング」など、あなたの集中力、やる気を邪魔する外的な要因(行動ブレーキ)に対して、どのように対処すれば良いのかを解説しています。
続く第三章では、「感情」の扱い方についてフォーカス。
せっかく行動し始めたけれど、上手くいかずに壁にぶち当たってしまったとき、どのように対処すれば挫折せずに続けることができるのか。
また、自分でも気づいていない、「無意識にしている言い訳」に気づくなど、自分の感情の波と上手く付き合っていく方法について紹介されています。
自分の考え方の”癖”に気づいて、目標実現を目指します。
第四章は、いよいよ実践的な「時間の使い方」。
挑戦するモチベーションは充分でも、実際に行動に移す「時間」を確保しなければ目標は達成できません。
なぜこんなに忙しいのか?
自分が何に時間を使っているのか?
をステップに沿ってしっかりと把握し、無駄な時間をあぶり出して、目標を実現するための行動時間を作り出します。
自分の時間の使い方を、家計簿のように「投資」「消費」「浪費」の3つに分類して見つめ直す作業が印象的でした。
最終章の第五章。
第四章までのステップを実践して、「すぐ動けるようになったあなた」に向けて、これからの人生がより充実したものになる「行動思考の身につけ方」を紹介しています。
行動力は人生を変えるベースになる。
大切なのは「それを使って何をするか」を考えること。
引用元:やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ(P144)
あなたの価値観を深掘りしながら、あなたの人生がもっと豊かになるための、新たな目標の見つけ方について考えます。
学びポイント
本書を読んで、特に印象に残ったこと、実践してみたいと思ったポイントをまとめました。
10秒アクション
頭の中で悶々と考えてしまうばかりで、なかなか体が動いてくれない……
そんなときに有効なのは、最初の一歩のハードルを極限まで下げてみること。
著者がオススメする、「10秒アクション」とは、まず試しに「10秒でできることから動いてみる」という方法。
10秒でできるアクションはどれも単純で簡単なものばかり。
この段階で失敗する人はまずいません。
でも、「失敗しない」からこそ、その次の行動につなげやすくなるのです。
10秒という短い時間のアクションでも、側坐核を刺激する効果はあり、それがきっかけとなってその後、勉強、ランニングなどが5分、10分と続いていきます。
確かに、ランニングウエアに着替えたら、「せっかく着替えたんだから、ちょっと外まで行ってみよう」と次の行動に移しやすくなりますね。
新たに習慣づけたいことは、すでに定着している習慣にくっつける
心理学の世界では、「場所」や「時間」と行動を紐付けることを【アンカリング(条件づけ)】と呼びます。
「会社近くのお気に入りカフェに行ったら、資料作りをする」など、特定の場所で決まった行動をすることです。
このアンカリングという手法は、「行動と場所」だけに限らず、「行動と行動」をくっつけて習慣化することにも効果があります。
このように、既に習慣化されている、「歯磨き」「通勤」などの行動とくっつけてしまえば、新しい習慣をゼロから身につけるよりも上手くいきやすいのです。
わたしは、朝時間でのブログ更新を習慣化するため、「寝室から出たら、隣のPCルームに直行してPCの電源を入れる」をルーティンに決めました。
自分の価値観を理解すると、真の目的が見えてくる
著者は、1万5千人以上の夢や目標の実現をサポートする中で、気づいたことがありました。
それは、人が行動する目的は3つに大別できるということ。
人が行動する目的は、その人の価値観に根ざしたもので、その価値観は3つに分類することができるからです。
その3つの価値観とは
- 人とのつながり……感謝されたり、絆が深まったり、人間関係が充実することを大切にする価値観
- 達成……目標を達成したり、困難な課題を乗り越えることを大切にした価値観
- 技術の追求……専門性を深めたり、自分の意思や個性が尊重されることを大切にする価値観
この3つの価値観は誰もが持ち合わせているものですが、人によって優先順位が違います。
自分にとって1番重要な価値観をベースに、「なんのため?」「誰のため?」という視点で考えると、自分にぴったり合った目標を設定することができます。
目指すゴールは同じでも、価値観によってアプローチ方法を変えることで、より取り組みやすく、充実感を感じられる挑戦になります。
自己分析の結果、わたしは「人とのつながり」を重視するタイプだと実感。これから新たな目標を立てる際に、意識してプランニングしていこうと思います。
まとめ
わたし自身、多方面に興味があり、いろいろな事にチャレンジしてみたいと思っています。
でも、心配性な性格が災いしてか、実際に行動に移すまでに、頭の中で悶々と考えてしまい、気づけば時間ばかり過ぎてしまった……という経験は数知れず。
年齢を重ねれば重ねるほど、新しいことにチャレンジするのはハードルが高く感じるもの。
でも、この本で紹介されているメソッドは、本当にどれも簡単なものばかり!
何かを購入したり…という初期投資も必要ありません。
メソッドごとに「こんな人にオススメ」いうワンポイントアドバイスも掲載されているので、きっとあなたに合った方法が見つかるはずです。
「気になっていたけれど、ずっと先延ばしにしていた」
「いつか達成したいと思っている目標がある」
という方は、ぜひ本書を手に取ってみてください!